恋バナ(笑)
お仕事から帰ってきたのに暖かいお風呂で暖かいごはんと来たもんだ!
後三日働けば俺は休みで火曜日の使者って言うなんやら訳の分からない中国製ブルーハーツみたいになりました。
なのでブログを書きます。今日はノリノリです。職場の4つ下の上司と仲良く話が出来て大変に嬉しゅうございました。
社交辞令でテンション上げるのって本当辛い。笑いたかったら勝手に腹から笑うっつうの。
とまあそんなこんなはともかく、恋バナです。
ネトゲ中毒の派遣バイトマンって言う俺でした。当時24歳(中身はあまり変わってない説)
それでギルドマスターをしてました。ギルドマスターとはネトゲの中の部活の長みたいなもんです。
これは四代目の俺が就任した時の昔話です。
初代Gマスがネトゲ友で俺は古参の参加メンバーでした。
しかし、初代→二代目→三代目と失踪に次ぐ失踪でもうどうにもならんって時になんでか知らないけど俺がやると言い出したような気がします。
その時俺はギルドの雰囲気を一新したくて中でぎゃあぎゃあやってたんですが、
それが以前の流れと大幅に違い、メンバーの気持ちが離れたらしく、
俺だけがゲームをしてる時期がありました。それでもちょくちょく来てる女性のプレイヤーが居ました。
正直何故来てるのかが全然分かりませんでした。これは今でも謎のままです。
それで実を言うと、その人が来なくなったらギルドを解散しようと腹を決めてました。
が、ちょくちょく来る。正直ほとほとに困り果ててました。
それから少しづつ勧誘しては離脱、勧誘しては離脱が続いたある日。
三代目マスターのリア友がギルドに入りました。
正直、本当にその子は賢い子でした。今の状態、状況を分析して、尚且つ改善すべき箇所とこれからの方針を打ち立てるって言う功績を作りました。
すげえなこの子って普通に思ってました。
それから対人路線で、ギルドを徐々に立て直し、課金組には勝てないけど、非課金対人の分野ではそこそこ強い。と言う中々のギルドになりました。
そこで人が増えて行って、昔のメンバーも徐々に戻ってくると言うまさかの活気を見せ始めギルド運営は順調でしたが、ある日事件は起きます。
さっき書いた、活気が無いにも関わらず、謎のログインプレイヤーで、俺と特別仲が良くなかった(と俺は思う)に爆弾告白をされました。仮に雨さんとしましょうか。
雨:俺さんOFF会しない?
意味が分かりませんでした。と言うかまずツッコミ所が多くて、
まず、そんなに仲良くない、オフ会は楽しいんだろうなと思ったけど俺なの??
しかも俺、女性慣れしてないんですけど俺いや無理ですからバカですか何を言ってんおまばかじゃないの。
と言う気持ちでした。
しかも雨さんのネトゲ友の明さん(仮名)も来るとか。しかもお二人女性で、俺バリバリ童貞なんですけど、それで尚且つ俺の地元に泊まろうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
意味が分からないって言う出来事が本当にあるもんなんだなあと思いました。
正直明さんは好きでした。明るくて、いつも周りの人の事を気にかけてる人で、とても気さくな素敵な人だなあと思ってました。
のですが、俺は童貞です。のですが、のですが。
でだよそれで来るって言われて俺は孔明の罠を全力で仕掛けられたのですが、
俺はもちろんビビリなのでこれは司馬懿仲達にならねばならぬと思いました。
で俺が出した名案!
俺:折さんが来たらいいよ!!!
と言いました。折さんは正直嫌いな人でした。ギルド運営には文句を付ける。
じゃあ正解を示して欲しいからマスター変わってって言ったら嫌だとか言う。
それでもって俺をバカにしてくるので好きになれる所が一個も無かったんです。
で、こんな感じの悪い奴が来ないだろう+来たら来たで空気がぶち壊しになるだろう。
と言う2つの目的のあった策であり、我ながら策士だなとかほくそ笑んだんですが。
後日。
明さん:折さん来るって!!!!!
まじか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の策全潰れか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
孔明はやはり上の手をうってくるものでした。
で、仕方なく、もうションボリで初のオフ会に行くことになりました。
当日、三人は新幹線で来ました。俺は地元だったので取り敢えず走れればいいや君1号を出しました。ちなみに折さんは年上の男性です。
そこで温泉街に行って一泊泊まると言うまさかの展開です。
確かの当時の年齢。雨さん不明。明さん29.折さん27位だったはず。
ちなみに女性はお二人とも美人でした。特に雨さんは唖然とする位美人でした。会う前に画像交換をした時に失禁しそうになる位美人でした。
で、何故そんな人達が俺なんかに興味を出したのかは本当に疑問なのですが、
これは後で俺なりの推測があります。
それで車でああだこうだ酒を買ったのかとか色々なんでもない話をしたと思いましたが、俺は慣れませんでした。基本人見知りヒッキー体質の俺ですよ?しかもそれで初対面で3人と話するとかムリゲーだよバカかよwwww童貞なめんなwwwwwwww
って感じだったんですよ。本当に。今でも人見知り酷いんですけど。
で、とりあえず旅館に着きました。そこで俺の取った策は、
酒を飲む→酔っぱらっちゃった→寝る→朝→解散!!!!!
YES!!って思った。どこまでも逃げるぞ!逃げるとなれば地の果てまでがモットーですからうん。
そいでお風呂に折さんと一緒に入って、話をしたら案外気さくなあんちゃんって感じでした。なのでなんであれだけ俺にきつかったのかすごく分かりませんでした。
折さんは常々、据え膳食わぬは男の恥とか言ってた気がする。
それから風呂上りに足つぼのイボイボのあるの板を交代で踏んでみようと言う話になり、交代で踏みました。
結果。
二人とも生殖器に難がある。
24歳と27歳は既に生命力の曲がり角に立って居ました。
老化、恐るべし。
それからごはんを食べたと思います。何を食べたのかさっぱり記憶にありません。
美味しかったとは思う。
それからお待ちかねお酒タイムです。勿論。俺は作戦の通り、飲む、酔う、寝るのコンボで朝を迎えて、皆は楽しく観光をして俺はただのアッシー君で終わり。
のはずでした。
夜に寝てると、股間の辺りに違和感を感じます。
なんだ?と思って見てみたら雨さん。
俺のちんこ触ってるんですが!!!!!!!!!!!!!
しかも俺の息子が息子が!大人になった!お前は子供を卒業しようと言うのか!!
空の青さに感動出来る子供じゃなくなるのか!虫かごのクワガタの幻想はガラガラと音を立て、大人になる時が来ました。
旅館のトイレでしました。不思議と射精はしませんでした。
雨さんは意外と奔放なのだなあと。
それから寝直し、朝に目が覚めました、息苦しかったので。
そしたら明さんのおっぱいが目の前にありました。
すごく綺麗な形をしてました。しかも明さんにギュっと抱きしめられた形でした。
人生での完全なエロゲー体験です。
多分これがモテ期の2度目だったんだと思う。
そこで明さんが寝てるのを良い事に顔をうずめました。至福。
しかも形が良いし、俺の好きな明さんのおっぱいです。
俺は俺が俺である事を一瞬にして忘れそうになった瞬間に、背中にさわさわと感触がありました。そうです。雨さんです。
雨さんはまたしても俺に訴えて来ました。
一瞬にして、多分計算した結果だと思います(多分)
明さん起きてない。この状況を弁解できない。なぜなら雨さんが起きてる。
しかもこの状況で雨さんが何かを言ったら俺はどうしたらいいのだろうと考えました。
結論は雨さんと2度目の行為をすると言う解答にたどり着きました。
それからまた二度寝しました。朝に風呂に入ったかもしれない。折さんとです。
朝は何故か題名のない音楽会が流れていた記憶しかありません。
それから、新幹線の乗り場まで行き、皆と別れました。
さてここからが地獄の始まりでした。
明さんのネタばらしが始まったのです。
私は折さんと付き合ってるの。なんとなく分かってたでしょ?とか。
しらんがな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
童貞の察しの悪さなめんなよwwwwwwwww
で、なんでか知らんけど、俺は素直に明さんのおっぱいを生で見てしまいました。本当にすみませんでした。とか謝った。怒っては無かった。
この件は雨さんと明さんの二人での共謀の作戦だったんだと思います。
それで尚且つ私に好感を持たれても困ると言う、断り文句だったんだと思います。
つまり俺はハメた。じゃないハメられました。ハメたのは俺だけどハメられたのは俺で、俺は男なのにハメられたとかええいまどろっこしいわ!
とにかく、雨さんに意識を向かせる為の強引な作戦だったんだと思います。
かくして俺の童貞の日々は青春ソングの様に一瞬にして謎の出来事で消え去りました。
それからネトゲでオフの話をちょくちょくする様になって折さんともなんとなく仲良くなって来たある日。折さんがギルドを抜けるって話をしました。引退では無かったのですが。真意は分かりませんが、偉そうにする場所が無くなってしまったからなのかなとか思いましたが、真意は分かりません。やっぱ折さんは屈折してる。との雨さんの評価なのですが、そうなのかもしれない。と、とりあえずは結論を付ける事にしました。
その年のクリスマスに職場に休みを貰いました。社長に謝って休みを貰いました。
若いから色々あるよねと快諾して貰いました。社長は優しかったと思う。
まあ職場も暇になって来てたけど。
そのクリスマスでは皆が東京に行ってダブルデートをしようと言う悪魔のような響きでした。いや、俺は振られてる訳でハメられた俺がハメた相手と(だからまどろっこしいな)デートになると言う話で。その時俺はだったら俺は雨さんと遊ぶ!
そっちはそっちでカップルなのなら邪魔したくないし、そういうのすごく嫌だとか思って。で雨さんと何をしたんだっけ?フグ食った覚えがある。それと明さんカップルがイルミネーション見てるの☆とかってメールを雨さんにして来たのでこっちはこっちで楽しんだような気がする。
フグ以外の記憶が本当になかったけど、こんな所も堂々と入る雨さんは一体何者なんだ?と考え始めるようになりました。気付いたら気になっていたのかもしれません。
それでもってそこに入って、お金の事は気にしないで。出世払いで良いよ^^
とか言われました。増々もって訳が分からなくなりました。
ホテルに入る時に雨さんは年齢をチェックインのシートに書きました。
34でした。雨さんは私おばさんだからねー^^;とか言ってたけど気になりませんでした。むしろ字がこんな字を書くのだなあと普通に関心していました。
特に綺麗でもなんでもない字だったのですが、どんな事にでもその人の事が興味を引き起こす対象になっていたのだと思います。
そして美人なので、それがあった所で何がその人の欠点なのか分かりませんでした。
それに、なんとなくこの人は俺に無いすごい事を知ってる人だとも思いました。
年上と言えば、なんでも広く知ってるのが年上の長所なのかもしれませんが、俺にとっては未知の知的生命体って感じでした。
そこで泊まって2泊位したんだっけ?
色々見て回った気もします。明さんともメールをしながら。
ちょっとここから時間の軸がおかしくなります。
昔を照らしてはいますが、昔は美化されたり曖昧になりやすいもので。
2~3度あった時なのか、ネトゲの時になのか。
私は教員をしてるのって話をしてました。
他には住んでる場所、お父さんの居る会社が大きい組織の工場長。(東京銘菓のひよこの地方版)お父さんの産まれ。家族構成。等々。
正直な話、劣等感がありました。
俺は高卒で何も持ってないただのネトゲオタなので。
で、会う時に彼女の地元に来てみなよって話になって。いや遠いし、何を言ってるんだこいつはとポルナレフ状態になったのですが、一言。
「飛行機代出すから乗ってきなよ」
ああ あ あああ あな!!ANA!!
もうパードゥン?ですよパードゥン。
この人と俺とはつくづく生きてる世界が違うのだなと思いました。
それで会ったりなんだりしてるうちに、どんどんその人の存在が大きくなりました。
車で飛行場から帰る時に度々号泣した覚えがあります。
あんまり自分でも泣かない人間だなあとか思ってたので意外でしたが。
それで、ネトゲでもギルド運営は順風満帆だったのかと思いきや、
一つ何かが良くなると一つ悪くなるのは宿命なのでしょうか。
正直な話、雨さんと話しをしなきゃいけない時間が多すぎて、
ギルド運営が泣く泣く適当になって居たのです。
俺はどっちかと言うとゲームはゲームで楽しみたかったし、
ギルドマスターと言う立場上、皆の事は気に掛けなきゃいけないとも思ってたのですが…。
それで副マスターとも話が荒れて、三代目マスターのリア友の賢い子に新しいギルドを作らせて全員そっちに移住して。と言う結論を出しました。
その賢い子はすごく嫌がってました。俺個人の見解としては、好きなゲームで、しかも、前のギルドの膿が取れた居心地のいい場所を作ってパスしたと思ってたから。
そんなに俺がギルマスとして優れていたとも思えないし、事実ギルドの再興は彼女の手腕そのものだったので。
それから俺は別のネタギルドに入りました。主要な中心人物の4人の中の一人です。
と言うか4人だけでした。
当時、ブログブームと言うものがあり。そのネトゲも例外なく、ネトゲをブログにするというニッチな趣味が流行っており。ネタで一流のメインの鯖に対抗するように、
こっちはこっちで謎のブログチームを作りました。いわばアノニマスのようなものかもしれません。
そこでネタブログをやっていく内に、メンバーの女性が好きになりはじめました。
正直、雨さんは束縛がきつかったのです。遠距離恋愛を求めてきた人でもあるのだけど、女性と言うものはそういうものなのでしょうか。
ちなみに家の2人の姉も性格がきついです。
そういう中でのガス抜きと、どこか明さんに似た雰囲気。そしておっぱいがEカップ(自己申告)嫌いになる理由がありませんでした。
俺達はネトゲ内で結婚と言うオタクの中でもかなりのオタク的行動を取りました。
別に肉体的な浮気はしてません。ただ、精神的な浮気はしたと思います。
そして会ったりなんだりと言うのは一切ありませんでした。
俺は勿論生活力が無いからです。はい。
わりと近いっちゃ近かったんですが。
多分、そのネタギルドに行った理由なんですが、コミュニティが欲しかったんだと思います。人間は中の良いコミュニティが無いと生きているのが苦痛になると言う話を最近聞きました。
と言うのは今に後付けした理由で、当時は楽しかったらなんでもいいや。
とにかく楽しみたい。それだけが理由でした。
そしてその嫁ちゃん。(昔の呼び方)は話の面白センスがすごく高くて、
チャットをする事がすごく面白く毎日遊んでました。
いつだか雨さんにブログをしてる事を伝えました。
連絡がおろそかになってるから、こういう遊び方もあるんだよと伝えたかったのかな多分。
そしたら雨さんが怒って。そういうのやめてって言われました。
俺は、俺が楽しみにしてるコミュニティをまたしても奪われました。
辛かったです。挙句の果てには、正月に友達と麻雀をする会みたいなのも、何故私と遊んでくれないの?と疎遠にさせられました。唯一リア友が帰省する少ない楽しみだったのに…。
こう考えると、徐々に俺は追い詰められていたんだと思います。
そして、俺がネタブログのコミュニティも奪われ、最後に残ったものは雨さんだけでした。そうなってしまったのかそうさせられたのか。そのどちらなのか分かりませんが、結果的にはそうなりました。
それからのある日。雨さんが転勤して中学校へ行く事になりました。
元々は小学校の先生で、俺と会う時間が月に一回はなんとかあったのですが、
それから中学になると全然会えなくなると言われました。
俺はその時に決断しました。彼女の地元へ行こうと。
その先も、仕事の事もどうなるか分かりません。
ただ、家で父親と一緒に居ることが嫌で、そしてそのコミュニティすらも無くなったら、俺はどうして生きて良いのか分からなかったのだと思います。
そして彼女の地元へ行きました。派遣の製造業です。寮生活でした。
普通のアパートみたいなものでした。会社まではバスで行きます。
そうやって12時間の時間を働きました。ただ、仕事が今もですが、そうあまり出来る人間ではなく、ネトゲが無くなって更に自分の居場所がありませんでした。
ガラケーじゃ誰とも面白く喋れないし、薄い記事のブログしか書けず、ストレスはどんどん貯まる一方でした。
ある日。彼女が家に来るって分かってたのですが。生きていく気力が無くなりました。
しかも俺はサラ金から金を借りて居ました。社会人になる事で打ちのめされ引きこもる為に初めてしまったサラ金です。もう後はありませんでした。
仕事の結果も良くありません。ミスばっかりです。限界でした。
死のう。
自分の状況と金銭的な状況を記した遺書を書きました。
もう後なんて残ってなんて無かった。
そう思い、せめて、彼女の家の近くで死のうと思いました。
日本の北部は海がとても綺麗なのです。その太陽が海に沈み、一日が過ぎていく様が俺は本当に好きで、その光景を見るためにそこで生きていたいと思っていました。
車は持ってないので、自転車で走りました。途中。
置き書きを見つけた彼女が、俺の携帯に電話をしてきました。
何度も、何度も。
俺は携帯を折りました。
そのまま自転車で走りました。
そしてもう少し行った時。おじいさんに出会いました。
にいちゃん、どこへ行くのだい?
この町です。
そしたらおじいちゃんはこう言いました。
その町は遠い。ワシが送ってやってもいいよ。と。
俺は断りました。善意に甘えても良かったのですが。
風景を目に焼き付けたかったのか、人の善意を踏み台にして自殺をする事が嫌だったのか。ちなみに自殺を本気で考えた事は2度あります。それの2度目です。
それからしばらく走り、確か携帯を折る前の留守電に、こんなメッセージが残ってました。実家の家族を呼びました。警察にも通報しました。
と。
俺は、
この人はどこまで俺を理解出来ないのだろうと思いました。
そして、その留守電の事と、おじいさんの善意で俺は死ぬことを諦めました。
どこの町だかで彼女の携帯の番号を記憶してた俺は、
その番号に連絡をしました。まるで魔法を引き出す言葉の様にそれを覚えてましたから。
そして俺は警察に事情聴取をされ、その時に、こんなに可愛い彼女が居るんだからそんな事考えちゃだめだよと優しく言ってくれました。
俺にはもう何も考える力が残っていませんでした。
両親は来てました。片道600キロのバカみたいに遠い距離を。
その時、俺はもうオヤジの顔を見たくなくて残る。と言いました。
彼女はそれを了承しました。
しかし、母親がヒスを起こしました。
この子は連れて帰るの。私の子なの。と号泣。
俺はオヤジが大嫌いです。今でも。
でも、なぜかその勢いに押されて俺は帰りました。
希望の無い幸せの無いあの家へ。
後日、彼女はバラを買い、海に捨てたそうです。あの美しい落日の日本海へ。
白と黄色のバラだったそうです。この話は妙に記憶に残っています。
それから一度だけ隣の県で会いました。仕事の事で一回だけ来たそうです。
その時は心から懐かしいなと思いました。
そう会うまでに俺は何もする気力が無くなって、一応の仕事はしてたのですが、
あまりにも無気力だったせいか父親に「あの時死んでおけばよかったのに」と言われました。流石に噛みつく返事をしました。
こいつのせいで俺はえらく苦労をしたと言うのに、それでも、俺はまだ今も生きています。ただ一つだけ言える事は、人間は忘れた方が幸せな事があります。
それがどんなに辛く、苦しい事でも、いつまでも人は同じミスをする訳じゃない。
そりゃ確かに治し辛いミスもありますが、性格的な問題での相性もあるし。
ただし、的確な判断をすれば、もう少しだけ幸せになれる可能性はあります。
後日、もう雨さんには連絡を取ってももう帰ってくる事はありません。
ただ、メールアドレスは以前と変わりがない様です。
俺は32で彼女は41です。お互いに歳を取りました。
たまに思い返した様にメールを送る時はありますが、それでも帰って来ません。
俺と言う存在は多分、彼女にとっての高価なバッグのようなものだったのではないか。
と言う推測をしています。
何故かと言えば、彼女が正式な教員になるまで10年かかったそうです。
最近ニコ生で会った人は2年でなったと言ってました。
その、時間と埋められ得なかったコンプレックスを俺と言う若い異性で、
無理やりにでも自分を肯定し、あなた達の人生にはない幸福を私は持っている。だから私は幸福なの。あなた達は学問しか出来ない人達でしょうけど、私はあなたより美しいのだから。
と言う事を考えたのではなかろうか。無意識下においてかもしれないけども。
と言う結論を俺の中での最終結論にしました。
彼女は今も元気みたいです。2年前位に彼女が住む地方での教員生活は無事なのかと思ってググったら、インターネットの危険性について教える立場になっていました。
うーん。この。
かくして俺の恋バナは終了です。
☆教訓☆
ちゃんと童貞は守りましょう。
ハメられるんじゃない、ハメるんだ。
分かったかこの童貞野郎!!!!!
(ちなみにセカンド童貞がすごく長かったのはまたいつかの話)